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美しい笛とは?(造形美と音色)

「美しい笛とは、造形美と音色との因果関係」
決して篠笛の音色の良さと篠笛の造形美が一致するとか限らないのだが、
「音色が良いと笛の作りも良い」って思ってしまうのは、わたしだけではないと思う。

 

良く楽器が、女性の美、それも見た目綺麗!って思われるようだが、
ここでは書けない女性と楽器との因果関係?も男性の間で囁かれる。

 

まっ、ここでは、そのような俗な美意識ではなく、芸術的な美を考えてみたい。
※かなり無理をしているのだが、飽くまでも芸術的な美をだ!

 

笛なら、それも和笛としての音色が昔から体に浸透しているのかも。

 

祭り笛、お囃子の笛の音が、遠く聞こえてきて思わず小さい時分を思い出す。

 

犬・猫なら匂いの記憶で昔を思い出しそうだが、人間は音?かな?

 

祭りでは、狼煙(花火)の音と笛や太鼓、匂いなら葡萄、梨などだろう。

 

「笛の音は祭り」って結び付けるには、意外と遠音で聞こえてくるからだろう。
笛の音が聞こえ、太鼓の音がし、そして賑やかな神輿のざわめきが聞こえる。

 

奥底に僅かに残っている“音”が、祭りの笛、篠笛だって認識したのは極最近で、
懐かしい音色を自分の手で奏でてみたいと記憶にあったので始めたのだと思っている。

 

篠笛を始めたのが、2014年3月からで、直ぐにとりこになってしまった。

 

以前から、一つ位は、芸術的な楽器を身につけたいと思っていて暇もできてきたので、
アレやコレやと想像しながら自分で残り少ない人生に潤いのモテる楽器を探していた。

 

そのんな矢先、一枚の張り紙が「篠笛教室部員募集」と眼に入り、
張り紙を見た瞬間、耳にした音色が、篠笛らしき音だった。

 

こんなに早くに出会いた笛の音、篠笛部員募集に速攻でおじゃまし、
そのまま入部させていただくことになってしまった。
僅かなテストらしき、試し笛を手習いで口にしてみたら、

 

なななんと“鳴ってしまった”

 

それが、部員募集の条件かどうか知らないが、
褒めに褒め、おだてに弱い篠笛権太朗は、
即座に入部し、プラスチック笛を購入した。

 

美しい笛とは?(造形美と音色)の本題に戻りたい。

 

美しい笛

 

造形美と音色

 

この2つを考えてみた。

 

造形、フォルムなど
※フォルム(forme)とはフランス語で形、形状を意味する。

 

造形美は、笛の作り(バランス)と笛の飾りが考えられる。

 

最近、本漆だけではなく、カシューと云われる漆を使って笛を塗装している。

 

内面は勿論、外皮もカシューを塗るという。

 

このカシュー漆は、「カシュー塗料」といって塗料だ。
漆系の合成樹脂塗料で漆の代用として使用される。

 

本漆にない特徴を備えていて扱い易く安いのだそうだ。

 

なので、本漆を使った篠笛は、殆ど受注品扱いになっているようだ。
※特に本漆使用とか書いてなければ、全て「カシュー塗料」と思って間違いない。
以前は、カシューナッツから始まっていたが、現在は科学系のウレタンなどかな?

 

カシュー塗料は、色を様々任意に作る事ができるので色良い篠笛が増えている。

 

カシュー塗料の使いやすさからか、色鮮やかな笛が作られている。

 

造形美を追求した篠笛を作っているとは思いないのだが、
そこまで色合を意識していても、長年月経てば色アセるので、
最後は、造形美が残るのだとも考えられる。

 

カシュー塗料を使った見た目美しい笛が人気になるのだろうが、
購入当時のまま美しい笛として君臨するには、造形美と共に
作られなければ、それは古物として、年代物の古物としての

 

価値もなくなるかもしれない。

 

では、その造形美l、篠笛の造形美、究極の造形美は、

 

今、現在、存在しているだろうか。

 

篠笛は、音を奏でる一種の道具なら、バランスの取れた音色を
必ず意識して製作しているのが、笛師と云われ笛職人さんだ

 

そこには、バランスの良い音色と造形美を意識した篠笛を意識して

 

作っていると思っている。

 

かなり昔の笛などは、造形美が現代の人間と多少ズレがあるような気がしている。

 

大昔の笛の造形が必ずしも美しいかと言われれば、なんとも言えない。

 

現代の笛、それも明治以降、最近の篠笛の方が美しく思える。

 

昔の笛は、年代物は、作りたての笛と比べられる事自体が変なのだが、
ここ昭和になってからの笛しか目にしないので、それも写真だったりするので

 

ここでは、昔の笛と比較するのをやめよう。

 

最近入手した朗童管

◎赤ウレタン龍笛風仕上げ 八笨C調子
美しい笛とは?(造形美と音色)
※笛師 朗童氏の遊び心溢れる一品だそうです。

 

通常の朗童管と比べると篠笛の形状が違い龍笛や能管に近い「龍笛風仕上げ」だと仰っしゃっていました。

 

能管に付いている「蝉」と云われる唄口から近い裏側に飾りがないです。
「蝉」を付けると唄口の頭部分がもう少し長くなり更に龍笛風になります。

 

また、バランスを保つ為に上部に和紙を詰め、その中心に鉛を入れているという。

 

笛として凄いとしか言えないが、チャレンジしたいとは思わない。
※チャレンジしてものになりかどうか時間も少なくなってきている。

 

篠笛のバランス(フォルム)について
ここでは、あくまでも形状の美しさを探ってみた。
これも、美人投票と同じで好き好きで投票率の高さで決めるのでしょうが、
私(権太朗)の独断と偏見がほぼ埋まっているので悪しからずご了承の程。

 

私、権太朗が“朗童管”を推す大きな理由の一つに
篠笛のバランスの良さ、形状の美しさを挙げている。

 

最近の銘のある篠笛、銘の無い篠笛を手にして思うのは、
もう少し唄口から上の部分(頭?)が長かったら、、、。
もっと美しく見えるだろうと思っている。

 

作りの良い篠笛も多く見かけるようになり、
写真(画像)だけだが綺麗に見える篠笛が多い。

 

また、写真(画像)だけでも銘(出処の判る名前入り)が判るようなデザインで仕上がっている。

 

それだけ、、個性を出した篠笛がでていると思っている。

 

明らかに昔から存在するような形状的に古典的な篠笛もあるようだ。

 

個性を出して笛としても充分に使え吹ける笛も増えているかもしれない。

 

しかし、どの笛にも形状的に似ているので、後は、飾り的な要素を入れる。

 

すると似通って来るのは仕方のない事だと思っている。

 

Google画像サイトなどで篠笛の写真を眺めていると
明らかに“銘”笛師の作を見つける事ができ個性的な笛がある。

 

朗童管の写真は、ある種、私だけの思いかも知れないが、
実に美しいフォルム(形状)していると思っている。

 

その、どこが、目を引く要素なのかを考えてみると
唄口から上の部分の長さにあるようだ。

 

単純に長いだけではなく、笛全体のバランスを
その頭の部分で見事に平行間隔を保っているのだ。

続く、、、、、

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