篠笛工房(天賦流六世笛師)久保井朗童氏のfanサイト

篠笛三種類に分類

 篠笛は、本来女竹で作るのが正当とされているらしいが???
現在の篠笛の位置は、「しの笛」とか表していて、篠竹、それも女竹で作られているとも限らないようだ。

 

ま、横笛の総称を「篠笛」と読んでいて「しの笛」と書いた方が正しそうな気もする。

 

比較的安価な横笛として、プラスチックでできた「篠笛」も堂々と「篠笛」として販売しているので、篠竹、それも女竹でなくても「篠笛」と称しても問題ないのかもしれない。

 

篠笛を始めてから、かなりの篠笛を購入し、篠笛の自作もしてみた。

 

多少でも篠笛に関する知識を得、練習もし、それなりに音も出、曲も吹けるようになると、
疑問に思う事が出てきて、様々な曲目を吹いてみると更に疑問が湧いてくる。

 

篠笛用の譜面も「音符」、「横数字譜(音符付き)」、「縦譜」と経験しながら練習しているのだが、同じ曲目でも譜面の違いで吹く表現にも違うがでてしまう。

 

おそらく気分の問題なんだろうけど、本来なら暗譜し、その曲の内容を理解して演奏すれば、同じような、自分の力量、技量にあった演奏表現になるのだろうけど、それでも譜面の違いに惑わされる。

 

篠笛の練習過程で知り得た情報では、古典調、唄物(唄用)、ドレミ調の各篠笛には、指位置、指使い、打ち指などで違いがあるようだ。

 

特に古典調律な篠笛を使う譜面、そして唄用(唄物)とドレミ調律の篠笛では、かなり違っていて戸惑うことが多い。

 

古典調や唄用で慣れた指使いでドレミ調律の篠笛を使うと、音程にかなりな違いを感じ、曲が感じが違ってくるので難しい。
当然、西洋譜面を古典調などで演奏すれば、違ってくるのは仕方がないのだが、各篠笛(古典調、唄用、ドレミ調)に見合った譜面(曲目)であっても、「指使い」が違うので多少音程もずれてくるので見分ける事ができる。

 

普通の楽器屋さん(篠笛や尺八など和楽器以外の楽器を取り扱う楽器店)でも篠笛を置いている。
篠笛もプラスチック笛や竹製でもかなり安価な製品で、初心者用とかに絞ったしの笛なようだ。

 

楽器店で入手できるのは、ドレミ調が殆どでハ長調(C調)が多い、それと七笨調子かな。

 

ネットで探せば、八笨調子、七笨調子、六笨調子のプラスチック笛が購入できる。

 

また、竹製でも同じように、六、七、八調子と揃える事ができるので、便利かもしれない。

 

購入し「運指チューナー」音程を確認した所、面白い事を発見した。

 

まず、カルチャーなどで購入できる巷で出まわっていないプラスチック笛は、「七笨調子で唄用」に近い音程になっている。
またプラスチック笛AULOSとスズキの二代巨匠??を較べてみると違いが解ってくるのですょ。

 

スズキ製のしの笛は、ほぼドレミ調に調律されていて現代風な曲にピッタリするでしょう。

 

AULOS製は、八と七笨調子しか見当たらず、おそらく篠笛教室やカルチャーなどで使われる事を前提に作ったので唄用(唄物)を意識して製作しているようだ。
運指チューナーで測定するとAULOS製は、運指チューナー自体が、ドレミ調理のみを目的とした計測器だと思われるので仕方がないのだが、最初の測定の時には、AULOS製は運指に対して狂っているのではと勘ぐってしまっていた。
今、改めて考えてみるとAULOS製は唄用(唄物)に調律されてプラスチック製の横笛なんだと解ってくる。

 

注意::
最近のAULOS製のしの笛は、スズキ製のしの笛と同様にドレミ調に調律されいるようだ。
それは、四穴が小さくなっていてスズキ製とAULOS製とほぼ同じく小さくなっていて四、4の音を出す時に古典調や唄用(唄物)では、三穴を塞いで四、4を出すのだが、現代の音楽では、三穴塞ぐと四、4音が低くなってしまって具合が悪い。
※私の持っているAULOS製のしの笛は七笨調子で昔、子供が学校で購入した笛を借りている。
学校で使うには、ドレミ調律されていないと都合が悪かったのではないか。
唄用で注文した「楽隧管」との比較でもホボ間違いなく「唄用」のようです。
  また、「蜻蛉管」とも同様で「蜻蛉管」も唄用なのだろう。??唄用で購入してような??
  (カルチャーで購入したので、おそらくそうであろうかと)

 

初心者にはプラスチック製笛

 カルチャーなどでお手軽の初心者として始めるのが”プラスチックでできた篠笛“でしょうか。

 

プラスチック製の笛でも馬鹿にはできず、それなりな音程と音色を奏でる事ができる。
※小生も最初は、プラスチック笛で練習していた。

 

プラスチック笛にも音程に合った三段階の笛が用意されていてお手軽に入手できる。
一番気楽で早いのが、アマゾン(Amazon)から購入するのが良いかと思う。

 

篠笛8笨調子(プラスチック製)ドレミ調

  特長
 童謡や演歌など現代の音楽などに多く使われているハ長調で他に楽器や歌に合わせやすい。

篠笛7笨調子(プラスチック製)ドレミ調

 特長
 カルチャーなどで数多く使われていて、日本の唄などに相性が良いとされている。

篠笛6笨調子(プラスチック製)ドレミ調

  特長
 少しシットリした曲目などに適している音階で演歌が民謡などの相性が良い。

【●SUZUKI スズキ オリジナル篠笛 童子 六本調子 樹脂製 SNO-04
篠笛三種類に分けられるの?
●AULOS(アウロス)篠笛 秀山(六本調子)
※見つかりませんでした。

 

考察:
  カルチャーなどで教わる際、7笨調子の笛を持参か、購入する。
  単に7笨調子と書いてあるだけで、敢えて唄用とか記入していないので、ドレミ調のしの笛だと戸惑うかもしれません。
  事前に電話などで確認すると良いと思います。

 

  上記、写真からも判りますが、右手小指の穴が、多少向きが手前に開けてると見えませんか?
  これ、確実に右手小指で穴を塞げるように傾斜させてよ思われます。
  すると、この手のしの笛は、右構えでないと使えないようですね。

 

現在、ネットで購入できる篠笛は、殆どドレミ調だと思えばよいでしょう。
私が、カルチャーで購入した篠笛は、確かに運指チューナーで確認しましたが、唄用でした。
ただ、完璧な唄用とも思いなく、ドレミ調のしの笛以外は、唄用であれ、古典調であれ、
完璧な音程など正確に測れず、良く言えば、個性的な面があります。
古典調も唄用も、それを測れる測定器(運指チューナー)が存在してないようなきがする。

 

笛師の勘と言うのか、昔(以前)から存在する篠笛を参考に製作しているでしょう。
また、祭り笛などは、その土地、土地でで使われてきた篠笛で合わせて作ってくれ!と
依頼されるとことでした。(笛師の弁)

関連ページ

横笛の種類
横笛には、篠竹で作った篠笛と真竹製作の真竹笛、プラスチック笛、カラス製笛など唄口が横に付いているなど横笛と称している。