篠笛工房(天賦流六世笛師)久保井朗童氏のfanサイト

篠笛に関する諸々な情報

 以下は、久保井朗童氏が、発行している「夢笛紀行」などからの記事を抜粋して掲載しています。
※また、私事(権太朗)を織り交ぜてごっちゃにしているかもしれません。


以下、朗童氏の記事から引用しています。
朗童工房では、主に「古典調」と云われる篠笛を制作しております。
が、近年、「洋楽器との演奏をしたい」、という篠笛ファンも増えております。
また民謡、三味線、太鼓、鉦などと共に「笛」による演奏が盛んになってきています。
 民謡などにあわせた古典調と云われる笛で演奏できます。
しかし難しい「メリやカリ」の手法を多用しなければならず、必ずしも気楽に演奏できるものではありませんでした。
そこで「唄物」と云われる「笛」が要望され「改良型」を制作するに至りました。
気軽に取り組める篠笛で童謡や演歌、西洋音楽・楽器と共に演奏できるようする。
それが「改良型」である「ドレミ調律」された篠笛が今現在人気となっています。

 以下、朗童氏の記事から引用しています。

 

朗童工房では、主に「古典調」と云われる篠笛を制作しています。
が、近年、「洋楽器との演奏をしたい」、という篠笛ファンも増えています。
また民謡、三味線、太鼓、鉦などと共に「笛」による演奏が盛んになってきています。
 民謡などにあわせた古典調と云われる笛でも演奏できるようです。
しかし難しい「メリやカリ」の手法を多用しなければならず、必ずしも気楽に演奏できるものではありませんでした。
そこで「唄物」と云われる「笛」が切望され「改良型」を制作するに至りました。
気軽に取り組める篠笛で童謡や演歌、西洋音楽・楽器と共に演奏できるようする。
それが「改良型」である「ドレミ調律」された篠笛が今現在人気となっています。

 

 

それでは、
一般的な日本の“笛”の種類は、どのようなものがあるのでしょうか。調べてみました。

横笛の主な種類

以下に代表的な5種類の“笛”を掲載してみました。
一般に篠笛と云われる分野は、私たち庶民の知る所の「神楽や獅子舞、祭囃子、歌舞伎、長唄、民謡など」幅広く使われています。
 ここでは、篠笛工房で制作する5番目の篠笛を取り上げてみます。

  1. 神楽笛(かぐらぶえ)
  2. 神宮、お宮、大社、神社などで奉納される「神楽」で吹かれる笛

  3. 高麗笛/狛楽(こまぶえ)
  4. 雅楽の高麗楽にて演奏、龍笛に類似するが細身で短い

  5. 龍笛
  6. 能管、篠笛などのモデル、日本の伝統 雅楽に用いられる

  7. 能管
  8. 能の囃子、歌舞伎、寄席囃子や祇園囃子などに用いられる

  9. 篠笛

注:篠笛の中には、篠竹ではなく真竹(マタケ、マコ)を使って作られる横笛もあります。
  ?だとすると“篠笛”の仲間ではない?

 

 真竹は、尺八制作に使われていて節の多い根元が使われています。
真竹製の笛の特徴は、音に芯があり尺八のように豊かで遠鳴りのする音が出せると云われています。

 

また竹本来の風合いが出せる竹節を活かした笛の姿が良いとされています。(高い値段がネックに><)

篠笛とは?

 代表として篠笛と記していますが、篠笛とは竹類の中の一つの種類です。

 

ただ、竹の種類を分類するとかなり細かく分ける事ができます。

 

※詳細は下記、竹の分類」を参照下さい。

 

篠笛の“竹”には、
“女竹”が良いとされ、多くの笛師が採用しているようです。

 

ここで紹介する「朗童の篠笛」は、
篠竹の中の「こまい竹」を用い横笛を制作しています。

 

本来、「こまい竹」とは、「木舞竹」とも書き、真竹や篠竹を縦割りにした竹をコマイにして「木舞壁」を作りました。
その「木舞壁」に適した真竹や篠竹を「こまい竹」と称しています。.
この「こまい竹」は、昔から日本建築材料に欠かせない土壁の骨組みに使われています。
また、日本の生活に欠かせなかった“※籠物”の多くに使われていたのが、この「こまい竹」でした。
籠は、根元からなるべく先穂まで均一な太さを保つ長さだと大きな籠が組めます。
このような特徴を持つのが「こまい竹」です。

 

昔から使われてきた、この「こまい竹」に適している竹から作られているのが朗童管です。
何故、朗童管が、「こまい竹」に適している篠竹を使っているのかと言えば、太さが比較的均一なためです。
何故、太さが均一な方が良い篠笛を作る事ができるかと言えば、唄口から管尻までの太さがなるべく均一な方が呂音から甲音、大甲音を竹材を使って作らなければならないからです。竹や木などの特徴は、根本が太く、上に向かう程、細くなっています。
篠竹も一節の中でもテーパーが付いています。

 

これは、しかたのないことで自然の竹材を使う宿命です。
このテーパーが僅かな範囲であれば、より均一な調律ができることになります。
しかし、この僅かなテーパーが篠笛の微妙な「篠笛の味」、「篠笛の音色」として親しまれ懐かしまれている音質になっているのも否めません。

 

篠笛の良さは、この竹本来の持つ「音質」にあるのでしょう。
単純に正しい旋律だけで音を出すなら「プラスチック製」で十分な筈です。
自然の竹を使い、正しく調律しても僅かな篠笛個々のもつ揺らぎが、篠笛一つ一つの特徴となり、懐かしい音を醸しだしてくれるのでしょうか。

 

「こまい竹」は、生活にかかせなかったので、昔から「管理された竹」として知られておりますが、昨今、籠の需要が減り「こまい竹の管理」が大変になってきてるのが現状です。

 

こまい竹の特徴を活かす笛

朗童管の大きな特徴でもある「鳴りが柔らかく軽く吹いても鳴ってくれる。」を実現しています。

 

もう一つ、朗童管の特徴として、「篠竹の肉厚」があります。
この「篠竹の肉厚」によって「篠笛の鳴り」に影響してくるようです。
肉厚が厚ければ、また肉厚が有り材質が締まっていれば、重くなり、大きな息を吹きかけなければ響かない、鳴りが悪いとも云われています。

 

理想の篠竹とは

 私なりに、「篠竹の理想」を考えてみました。(意外と無茶なか?)

  • なるべく均一な太さである事
  • 肉厚が適当である事(薄いと制作が難しい)
  • 笨が十分で尺がある事(当たり前?)
  • 曲がりが少なく修正が少ない事
  • 材質が締まり硬めである事(私の要望)
  • ※多少、ゆるい方が鳴り安い?
  • しかし、軽い、緩いと強く吹くとビビリの原因になるようです。

 

≪≪ 笛師として多くの経験をした職人が良い篠笛を作る ≫≫

 

よく、朗童管は、「女、子供でも吹ける横笛である。」と云われる所以なのでしょう。
また、巷では、「楽に吹けるので老人になっても楽しめる。」のが朗童管の良さだとか♪

 

でも本来の朗童管の多くの制作は、「囃子笛」なのです。
「囃子笛」は、本来のステージは屋外で山車などと共に街路上を練り歩き比較的大きな音を出さなければなりません。

 

そうすると、どうしても笛に大きな息をかけ、響かさなければなりません。

 

「小さな息でも鳴り、大きな息では大きく鳴る笛」

 

それを実現しているのが、「朗童管」の特徴ともいえるでしょう。

 

以下は、「朗童の篠笛工房」を引用し加筆しています。

 

◎古典調

 伝統ある日本民族芸能、特に祭り囃子には指孔間隔が均一で押さえ易く、日本古来の旋律を出しやすく、朗童が最も得意とする古典調子の篠笛で優美な仕上げは全国でご好評を頂いています。

◎改良型

 

 新しい時代のニーズに応え、洋楽器にもムリなく合奏が楽しめる改良型は、ピアノ、ギターなどのコラボレーションもスムーズに出来ます。
ただし、指孔間隔や指孔の大小で長音階律を調律しているので若干の注意が必要です。

 

「改良型」とは、

先代の篠笛朗童師が、工夫をこらし作られた笛で「古典調」を改良して「ドレミ調律」にした篠笛を「改良型」として発表しています。
※現在では、唄物とかドレミ調として知られています。朗童工房では、「改良型」としてお届けする篠笛に烙印していますね。

 

◎管 材

 篠笛の管は伸びのある比較的肉の薄い女竹、建築用のこまい竹が最適です。
当工房は代々育成管理されている房総産の篠竹です。
※こまい竹とは、土壁の骨に使われたり、真っ直ぐに長く伸びている籠(かご)の材料として使われています。

 

・自然乾燥

 3年ほど天日で乾燥させたもので白く美しい仕上がりとなるが、作品となってからの管理に注意しないと割れの心配があります。
また長年使用していると調子が上がってくる傾向があります。

 

権太朗伝
白竹笛には、洗練された独特の魅力がありますね。
自然乾燥の白竹を天地籘巻にした朗童管は、バランスが良く美術的にも素晴らし「篠笛美人」>と呼んでいます。

 

・いぶし竹

※笛師朗童氏の記事を引用
 薫製加工すす竹は上の欠点を大きくカバーすることが立証されています。
尺八にはすでに50年の歴史があり、当工房もすでに20年篠竹に応用している。
日本の薫製技術は一級の評価を得ている。アンティークな仕上がりと、まろやかな音色が楽しめます。
注:朗童管は、燻竹で長年笛を制作してきたが工房都合で中止しています。

 

上記の通り、
古典調と改良型洋律唄用七孔(六孔改良型も製作可)、
一笨調子から十三笨調子まで製作可能、
一笨調子の筒音と宮音(六孔)はD音、
十二律の調律に基づいて半音ずつ高くなります。
調律基準A=442Hz、即ち筒音と宮音が一番低い一笨のDから何番目かで篠笛の調子は決まります。
十三笨調子は一笨調子の一オクターブ高い管となります。
(D音=壱越音)

古典調、唄物(唄用)、ドレミ調の違い

 実は、篠笛には、以下のように三つに分ける事ができるようです。

  1. 古典調
  2. 唄用(唄もの)
  3. ドレミ調(改良型)

 

  1. 古典調
  2.  お祭りのお囃子用として地方地方にて受け継がれていた横笛で神社の奉納、お神楽などの楽器として

  3. 唄用(唄もの)
  4. ドレミ調

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