はじめての篠笛に朗童管をおすすめします。篠笛工房(天賦流六世笛師)久保井朗童氏のfanサイト

篠笛FuRyu管

 FuRyuと云う名称の安価な竹製の笛が売られている。
概ねネット通販にて購入可能で、一万円以下、
それも一番、需要の多いドレミ調6、7、8笨の三種類のみの販売
3千円代から5千円以内で購入できる。

 

見た目、竹なのか木なの分からないが、叩けば竹らしき音がする。
※後で外皮を削ってみたら、やはり竹製のようだ。

 

多少太めにできていて、材質は硬いかなって感じで、
管内は朱色、外管を黒ナイロン糸?で天地巻き、
外管全体に透明色な硬い塗装でコーディングされている。

 

見た目、やっぱ初心者向けと謳われている雰囲気が漂う作りだ。

 

早速、“チューナー”で測ってみると
以外や以外、しっかりと音程に狂いがなく、
ほぼ完璧に近いドレミ調のようだ。
※8笨調子では、メリ気味に吹かないと多少音程が高い。
  おそらく各個管の差だと思うが。

 

他の笛師の笛と較べてみても、負けなず劣らずな音程のようだ。
そのくらい、安定しチューナーに収まっている。※あくまでも音程

 

でも、しかし、チョット品格がないような印象を受ける音色かな?
※このへんは、偏見とか、好き嫌いとか、客観的じゃないかもしれない。

 

笛師の独特な癖など、見当たらない。

 

おそらくFuRyu管には、こだわりが無いのだろう。

 

それくらい、素直にチューナーに収まってくれる。

 

6、7、8笨調子全てが、理想な位置に収まる。

 

何時も苦労している「七メリ と 0 」も完璧!

 

完璧って事は、
メったり、カッたりしないと七メリが出せないとか、
そんなワズらしさがないのが一番うれしい。

 

以前から常識のようにだった、6笨調子までは、
細身の竹で笛を製作すると云う、その常識も
FuRyuでは、今現在、流行っている太めの笛を
採用している点も意識しての事なのだろうか。

 

それと、口、指穴の正確な仕上がりに驚く。

 

もしかして、マシーンで穴あけしているのでは??

 

それくらいに正確で綺麗に仕上がっていることだ。

 

それでは、音色、音の善し悪しと言えば、

 

材質が硬いのと、塗装がかなり硬いと思われる。
やっぱ、吹けば、そのような感触の音がするようだ。

 

意外とビックリするのは、ノイズが小さい。
どうしてもシャーという息の音がするのだが、
それが小さいければ、息の効率良い事に
※ワザとノイズを出すために管内の塗装に
工夫を凝らす笛もあると聞いていますが、、、。

 

ムムムムッ
2万、3万する篠笛に劣るとも遜色ない。
それくらいに値段の割には、鳴りの良い笛だと思う。

 

それでも、私、権太朗は、FuRyuを編曲?改悪してくなり、

 

まずは、
1.黒色ナイロン樹脂を削りとり、
2.吹付け塗装されている透明の樹脂をサンドペーパーで削り取り、
3.細かいサンドペーパー(#300、#1000、#2000)で磨き、
4.管内に小豆色のカシュー塗料を一度塗り、
5.唄口部分に塗装を施した。(唄口の形状を塗装で多少変更)
これで、
幾分大人しめの音色が得られれば、良いかなって事で><
※もう少し、
唄口を理想な形状にしたいのだが、削らずに盛る方向で検討
あと、管内の塗装を柔らかめにすれば、管の硬さをカバーできるかも。

 

FuRyu管は、篠笛とか言えるのだろうか?

 

篠笛と言えば、篠の竹を、それも女竹を使うのが通常の“篠笛”とか云うのだと思っている。

 

なので、FuRyu管は、材料が竹だろうから“竹笛又は横笛”と言えば良いのかな?

 

ある有名楽器店に“ガラスの笛”が飾られていた。
この“笛”は、“グラス・フルート”と紹介されていた。
篠笛は、ジャパニーズ・フルートと呼ばれるようだから
横笛をガラスで作ったフルートでも良いのだろう。

 

篠笛は、割れたりする。

 

私の笛も2本割れた。

 

割れても吹けない程のヒビ割れでもない。

 

けど、割れない為に行う籘巻や糸巻も
ある程度、装飾的な意味合いが強く、
本来の割れに強くするために巻くとは違うかも?

 

そのような印象を受けてしまう篠笛の籘巻、糸巻き。

 

割れに強いとされる籘巻や糸巻が、
それも全総巻でも割れている篠笛があるようだ。

 

これは、如何なものかと思う。

 

やはり、
お手入れせず、異常な乾燥とか、
熱など外的要因が大きい場合に
起こる事故なんだろうと思われる。

 

ただ、私が所持している「30数年経つ改良型C調8笨調子」は。
お手入れもされた痕跡もなく、単純に大きなペンたてに入れていたのか、
半分日に焼けた色をしていて、長年ほったらかしにしていたようだ。
が、しかし、割れていないし、これからも割れないような雰囲気をしている。

 

「篠笛が割れる」

 

大きな要因として、「完璧な乾燥」をした割れなかった篠竹を使えば、
もしかして、極端に割れを防ぐことができるのではないかと思っている。

 

また、燻製された篠笛は、割れないとも云われているのだが、
意外とそうでもなく、割れた燻篠笛もあるようだ。(ネット上の確認)

 

燻製して割れずに残った篠竹を篠笛として使うのだから
もう割れないと思いがちだが、数年したら燻竹の篠笛でも
当然、割れる事だってあると云うことなのだろう。

 

割れると云うのは、篠笛の置かれた環境にも大きく左右されるだろうから、
かなりな年代物でも、ある条件下では、割れてしまう事だってるのだろう。

 

愛器である篠笛なら(常にお手入れ」するのが、一番かと思っている。

 

毎日吹き、湿らすとか、
長期保存時には、植物油を塗って置くとか、

 

私は、雨の日に使うビニール袋に篠笛を入れ息を入れて口を閉じている。
※面倒なのであまりしないかな?最初だけ><

 

FuRyu管に戻り、
8笨調子が成功したら、7笨、6笨と改良(改悪?)してみたい。

 

8笨調子のFuRyu管をナイロン糸を削り、塗装を削り、
管内にカシュー漆を薄く塗り、唄口の真っ直ぐな部を多少山にしてみた。

 

音に仕事をした経験から

 

篠笛を軽く指だ叩けば、何となく、その音色が見えてくる。

 

硬いとか、柔らかいとか、意外と当たるのもだ。

 

後は、管内に塗る塗装の種類によって
かなり微妙に鳴りが変わると思っている。

 

オーディオのスピーカ箱を作った経験から
すると、箱の材質、厚さ、内部の吸音材、
これで、かなり音色、音質が左右される。

 

なので、篠笛でも、

 

当然、
篠笛の硬いとか、柔らかいとか、厚いとか、薄いとか、(重ね塗り数)
外皮の有る無し、外皮の塗装、塗装の種類、塗りの厚さ、薄さ、
装飾用の籘、糸など、その巻き加減、多さ、少なさ、総巻、天地など
また、ある笛師の方から聞いたのだが、笛奏者の依頼で内部に使う塗料を
微妙にブレンドして使っていると言っていた。

 

確かに、見た目管内の照りやクスミが違っている。
篠笛を吹いてみると、ワザとカスレた音色を出すように
していて、微量な味わいな音色のようだった。

 

上手く吹かないと下手っぽく聞こえるので
かなりな腕利きの笛奏者じゃないと吹けない気もした。

 

私のような、極一般人な笛吹き(とも云わないかな?)には、
唄口が普通で、白竹の天地巻程度が一番無難な気もする。

 

最近の傾向として、

 

それは、プロな笛吹きが使っているような笛が太めで
唄口が大き目で指穴も大きめな篠笛が主流なようだ。

 

これを、年齢の増した人達が、こぞって使い吹いている。
さぞ、吹くのに大変だろうと思ってしまう。

 

大きな舞台と観客席で披露する彼らには、
バシバシ届く音色じゃないと心に届かない。

 

それと、若い、体を鍛え、まるでアスリートだ。

 

そんな連中の篠笛を所望して吹いても
私には、吹きこなせないので必要としない。

 

私らなら、数十名の小さなルームで行うボランティアかな。
それほどに違うがある会場ならプロが奏でる音圧なんていらない。

 

オリンピック・クラスの水泳泳法
世界を股にかけるゴルフプレーヤ
小さい時から訓練しているバイオリン挽き
ウン億円もする楽器などの違いも判らない。

 

世界中を転戦しているテニスプレーヤのテクニック

 

どれをとっても一流なテクニックなど 1パーセントにも満たない、
選ばれしスーパーマン達の死ぬほどの努力と素質が、
有って始めて使いこなせる技だと思っている。

 

それからすると、篠笛なんて
世界を股に掛けて演奏しまくっている
素質ある若者達の鍛え上げられた肉体から
繰り出す音色なんて到底ムリだって思った方が良かろう。

 

それよりか、
身の丈に有った篠笛を使ってキレイない音色を出せるようにしたい。
身の丈とは「値段とかではなく、自分の技量とか体力に有った」
と、いう意味で考えている。

 

そのように考えてみると、

 

年齢、体力、からすると、

 

1.軽く吹けて音がする。
2.ムリのない範囲の指の開きで音がする。
3.メリ、カリも比較的楽にできる。
4.誰でもが周知の曲で、それなりな音程が保たれ
5.キツくない柔らかみのある音色が良いかな。
6.竹らしい音色(これ難しいかも)が出れば最高

 

こんな「笛吹き」になってみたい。(^^♪

 

軽い息でも音がする。

 

軽いタッチ(指穴)で綺麗に塞がり、

 

気楽に音を楽しみたい。